工事監理
6月になりましたね!
今年の関東の梅雨入りは例年より遅めと聞いて嬉しいような残念なような・・・・そんな気持ちです!
私達「建築設計事務所」は内勤職の印象が強く、デザインをして図面を書く事と梅雨は関係ないのでは?
と思われがちなのですが・・・現場に繰り出しますので関係性大です!※1
梅雨だからという理由で現場は止まる事がないため、現場監理の難しさは増します。※2
今回は、少しだけ建築設計というニッチな私達の仕事について説明させていただこうかなと思います。
設計事務所の行う業務は主に「設計」「工事監理」という仕事があります。
「設計」はデザインを行ったり、プレゼンをしたり、計算したり・・・
建物を作る前の様々なシュミレーションの役割を担います。
「工事監理」とは、現場が図面の通りに施工されているかを確認する仕事です。
皆さんは「現場って設計図通りに作ってるんじゃないの?今の時代不要な仕事なんじゃないの?」と思うのではないでしょうか。
建設業に関係しない方へ分かりやすく説明させていただくと、
私達の「工事監理」とは、オーケストラにおける指揮者のような存在だと思っています。
音の強弱やタイミング、表現したい世界観を伝えるなど・・・仕事の内容ややり方は多岐にわたります。
大げさにお伝えすると、印刷した楽譜を渡すだけで、それぞれの楽器を楽譜通りに好きに演奏してもらう様な事だと思います。
実際の工事現場では、それぞれの職人としてのプロフェッショナルな方々へ本当の実力を最大限に発揮していただけるように。
図面に書いてある本当に大切なことを確認しながら、一緒に現場を創っていきます。
皆さんの中には、現場監督さんという職種をご存じの方もいらっしゃるでしょう。
彼らが居れば監理は不要なのではと思われる方も多いはずです。
監督は「工事現場で、納期や予算、安全、品質を守りながら設計図を形にするために、現場全体のマネジメントを担う」ことが主な仕事です。
業界では「管理」という文字を使って私達の「工事監理」と区別しています。
一つの建築を作り上げるためには現場監督も工事監理者もそれぞれ大切な役割で、兼任することは難しいと考えています。
私自身20代の頃から監督さんに大変お世話になっており、現場監督をとても尊敬して良い関係を築いています。
さてと、話が長くなりましたが・・・良い建物ができるように!今年も梅雨を乗り切りって参りましょう~
2024.06.05
菅野有希
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