仏式地鎮祭

こんにちは!
アシスタントの多田です!

先日、設計をさせて頂いてるお客様の地鎮祭が執り行われました。
当日は晴れ晴れとした快晴で、気温は高かったですが、気合の入る日でした!

地鎮祭を行う時、神社の宮司さんに行って頂く神式が多いですが、今回はお寺の住職さんによる仏式でした。
仏式ですと、地鎮祭とは言わずに起工式というそうです。
進行は住職さんがしてくださります。

私は地鎮祭が初めての体験でしたので、
仏式と神式の違いを調べてみました!

・考え方の違い
仏式…家を建てられることを祝福し、喜びを御仏に感謝し、工事の安全と良い建築を完成させることを仏前に誓う

神式…土地の神様に敬意を払い、使用の許しを得て、工事の安全と生活の平安を祈る

・式の流れの違い
必ずしもこの流れではないようなので、あくまで参考として記載します!

仏式…
開式の辞
礼拝
住職焼香
浄三業(行動、発言、意識を清らかにすることを念じる)
道場観(仏様をお呼びする道場を脳内で作り整える)
読経
表白(催しの趣旨を仏様に伝える)
廻向(仏様に対してお供え物をする行為)
鍬入れ
住職法話
閉式の辞

神式…
手水
修祓(神様をお招きする前に心身を祓うこと)
降神
献饌(神前に物を供えること)
祝詞奏上
清祓(不浄を清めるために祓うこと)
散供(清めの目的で米をまくこと)
地鎮(祈る)
玉串拝礼(神様へ「玉串」を奉ること)
撤饌(神前へのお供え物をさげること)
昇神

実際に仏式の地鎮祭(起工式)に参加してみて、「鍬入れ」が印象に残りました!
鍬入れは盛砂に施主様と工務店関係者がクワを入れます。
この動作には意味があります。
①鎌(かま)「刈初の儀(かりぞめのぎ)」
:土地を整地することを表し、鎌で盛砂の天辺に立てられた萱の葉を刈る動作をします。
②鍬(くわ)「穿初の儀(うがちぞめのぎ)」
:基礎工事をするために土を掘ることを表し、鍬で盛砂を掘ります。
③鎮め物「鎮物埋蔵の儀(しずめものまいぞうのぎ)」
:土地を鎮めるためのものという意味があり、神主さん、住職さんによって行われます。
④鋤(すき)「鋤取の儀(すきとりのぎ)」
:鎮め物を埋めることを意味する動作です。鋤で鎮め物に軽く盛砂をかける動作をします。

それぞれの動作の担当者が「エイ!エイ!エイ!」という掛け声とともに行います。
この「エイ」は「栄」を意味する説もあるそうです。

初めて参加してみてとても勉強になりました。
「工事が無事に進みますように」と参加者全員でしっかり祈念しました!
竣工が楽しみですね。

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