平田晃久展覧会 「人間の波打ちぎわ」

こんにちは
アシスタントの多田です。

先日、平田晃久さんの展覧会に行ってきました!
会場は練馬区立美術館で、三連休ということもありやや混んでいました。

平田さんの建築のコンセプトとして、「建築とは”からまりしろ”をつくることである」とあります。
からまりしろとは(「からまる」+「しろ=余地」)を合わせた造語で、「ふわふわとした隙間の錯綜」、あらゆる物質の領域の重なりを指すそうです。
今回の展覧会を見て、平田さんの建築にはそのコンセプトが一貫しているのを知りました。

展覧会にはたくさんの模型があり、平田さんの建築の代表例である太田市美術館•図書館の模型もありました。
私の地元熊谷と太田は近く、訪れたことがある建築です。

たくさんの模型の中でも私が気になったのは、このRyozan Park Greenの模型です。



入り口の滝壺のようなデザインはコンクリートキャンバスという素材を使って作っています。
コンクリートキャンバスは一般的に斜面の土留めなどに使われています。
実際の建築には植栽があり、まるで緑豊かな山のようになっています。

こちらは、オーバーラップハウスという3軒の庭付き賃貸住宅の模型です。
外壁の色が派手で目にとまりました。


この外壁は周辺に溶け込むようにこのデザインになったそうです。
周辺の街並みは一戸建てが多く、銭湯があったり、植木鉢があったり、変な庇があったり、雑多な雰囲気だそうです。
色はコンピュータ上で色のパーセンテージを決めてどんな色になるかを確かめて、職人さんにスレートをランダムで貼ってもらっているそうです。
この建物単体で見ると派手に見えますが、実際の写真を見ると街に溶け込むようにデザインされていました。

また、今現在進行している練馬区美術館のプロジェクトの模型がありました。
練馬区立美術館は2025年に休館して建て替えを行い、2028年に竣工、開館の予定のようです。
竣工したらぜひ実際に見に行きたいです。

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