ALC・耐火被覆
こんばんは
設計の荒牧です。
建物は竣工しましたが建物ができるまでの流れを書いていこうと思います。
鉄骨建て方が終わると
土間コンクリート→ALC基礎コン→ALC組み立て→屋根折板取付→耐火被覆→鋼製建具取付と進んでいきます。
今回その工程の一つ外壁の①ALC板②耐火被覆について話をしていこうと思います。
1.ALC板
ALC板は内部に気泡を含んだコンクリートパネルのことで、軽量なうえ耐火性能・断熱性能があり、縦使い・横使い両方の対応が可能など多くのメリットを持っています。
戸建住宅から工場・倉庫ビルまで用途、規模問わず多くの建物に使われています。
今回の現場においても外壁はALCになりました。
ALC板においては現場に入る前にALCの納まり図を作成。
パネルの規格サイズが決まっているので、窓の位置や小口部分を考えきれいな割付になるように設計を行います。
2.耐火被覆について
耐火被覆とは何か?
鉄骨材料は加熱されると耐力が大きく低下し500℃で約1/2になるといわれています。
そのため火災の対策として破壊を防止するために熱を伝わりにくくする処置が耐火被覆です。
地域の指定や建物規模によって必要とされる耐火時間が法令により定められていますが、耐火時間が長くなれば被覆材の厚くなります。
耐火被覆に種類があり、代表的なものとして、吹付ロックウール、耐火板、耐火左官材、耐火塗料、耐火布があります。
今回の現場は吹付ロックウールにて施工を行いました。
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