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遠藤照明ショールーム

  こんにちは、アシスタントの多田です。 先日、遠藤照明さんのショールームにお邪魔しました。 遠藤照明さんでは「Synca」というシリーズの照明を販売しています。 今回はそのSyncaをショールームの時の写真とともにご紹介いたします。       ■12000Kから1800Kの色温度 Syncaは幅広い色温度を再現できます。 色温度とは 太陽光や照明などの光の色を表す尺度です。 焚火やろうそくが1800Kで、青空が12000Kです。 Syncaは121色のカラーを再現できるそうです。 (出典:遠藤照明HP)         写真はショールームでその説明をうけている時の写真です。 写真中央の天井にくぼみがあり、光っている箇所があります。 これは天窓を再現した照明だそうです。 ただ近い色で光っているだけでなく、光に角度をつけて太陽の角度を表現することもできるそうです。 これはこちらの商品です。           ■5段階の色味補正   同じ色温度でもDuv値を変更すると色味が変わります。 Duv値をマイナスにすると赤みが帯び、 プラスにすると緑みを帯びます。 (出典:遠藤照明HP)         これを利用すると肌をきれいに見せたり、食品をおいしそうに見せたりすることができます。 この写真は1枚目がDuvをプラスにしていて2目がマイナスにしています。 写真だとわかりづらいですが、2枚目の方がおいしそうに見えました。           ■遠藤照明オフィス ショールームの上の階には、実際に遠藤照明の社員の方が働いているオフィスがあり、 エントランスは森をイメージしてフェイクグリーンを壁面に装飾していました。 ここでも時間帯によって照明を調節していました。   オフィスの植栽をつかって、植物がよく育つ光の実験もしていました。 青の光がSyncaの12000Kで葉の形成に必要な波長で、 赤の光がSynca カラーライティングの赤で光合成に必要な波長だそうです。 この2色の照明を退勤後の夜に照射することで、実際に植物の成長が以前より良くなったそうです。 照明だけでも色んな可能性を感じることができますね。 以上、遠藤照明さんのショールーム見学の記録でした!     「あなたの幸せを追求する住まい。」 私達シアカンパニーは、デザインの力で皆様の明日を創る設計事務所です。 注文住宅、リノベーション、耐震工事、断熱改修工事など、 建築に関して幅広くご対応できますので是非お問い合わせください。 問い合わせ先 info@xia-c.co.jp  

2025

2月 26

内装工事ークロスについてー

こんにちは シアカンパニーの荒牧です。 前回に続き内装工事についてお話していこうと思います。 内装工事 内装下地→石膏ボード張り→仕上げ工事 内装工事とはこの一連の流れの事を言います。 3,仕上げ工事 内装工事の仕上げ材料は様々な種類があります。 ・ビニールクロス ・紙クロス ・珪藻土 ・布・織物クロス ・漆喰 ・タイル ・合板 ・OSB合板 ・無垢材 など 今回は、その中でも多くの建物に使われている、クロスについて詳しく説明していこうと思います。 クロスは前回お話したボード下地や木材を傷や汚れから守るのが役割ですが、 部屋の使い勝手やインテリアに合わせて色や機能・素材を選択でき、空間を美しくしインテリアコーディネートできるものです。 3-1クロスの種類 〇ビニールクロス ポリ塩化ビニール素材でできたクロス。 汚れに強く施工がしやすく、コストもリーズナブルなものが多いため多くの場所で使用されています。日本におけるビニールクロス使用率は何と90%ともいわれています。(海外では10%程度) ビニールクロスの魅力にバリエーションの多さが有ります。ビニールクロスを組み合わせるだけで部屋の雰囲気を楽しむことができます。 更に、「撥水」「抗菌」「防カビ」「防汚」「調湿」「防火」などの機能性に優れたクロスも多数あります。 私達も沢山の人達が利用する施設などには、防汚などの観点でビニールクロスを使用します。    弊社案件   〇紙クロス 欧米ではクロスと言えば紙クロスが主流とも言われています。 紙クロスを貼ったうえから塗装仕上げをするという様な使い方が一般的です。 紙クロスは、パルプや和紙、再生紙など様々な紙が原料に使われています。施工に手間はかかりますがビニール素材にはない風合いや、柔らかい印象をもたらしてくれます。 私達も多くの建物で紙クロスを使用しています。 シアカンパニーの内装に使用している紙クロスは再生紙とおが屑でできている製品を使用しています。この素材は100%再生材を使用した環境にやさしい壁紙です。 紙クロスは透湿性が高いこともメリットの一つです。日本では湿気により住宅内でもカビの発生が多いのですが、紙クロスは透湿性が高いためカビの発生リスクを低減することができます。 実は壁の下地となる石膏ボードは高い吸放湿性があるます。その上に紙や漆喰など透湿性の高い素材で仕上げる事で建材のポテンシャルを生かす事ができます。 また紙クロスは、一度張ると張り替えせず、塗料を塗って空間の変化を楽しめます。 廃棄物も出ないのでエコな製品となります。 弊社案件   〇珪藻土クロス 珪藻土クロスとは、珪藻土の粉末と糊を紙に吹き付けたクロスのことです。 珪藻土とは植物の藻の一種である「ケイソウ」の殻の化石が海底に沈殿してできたものです。 高い吸水性と脱臭・消臭効果があることが珪藻土の大きな特徴です。 自然素材で作られているので風合いも自然でになり落ち着いた雰囲気のお部屋になります。 こちらもベースとなっているのは、紙クロスのため石膏ボードが本来持つ吸湿性をそこなうことなく、高い調湿効果が期待できます。   出典:株式会社サンゲツ HPより   〇繊維系クロス(布クロス・織物クロス) 繊維系クロスとは、麻や綿などの天然素材や、レーヨンやポリエステルなどの布を壁に貼る仕上げです。 高級感や重厚感があり、素材の良さを感じることができます。 通気性がよく調湿性もあり、水分を吸収し、乾燥時に放湿してくれるので結露などが発生しにくいメリットがあります。 また厚みもあるので断熱効果や遮音効果も期待できます。 経年劣化で変色はしますが生地が強いため破れにくく張替えの頻度が少ないところもメリットです。 クロス仕上げの中では最も上質であり、主にホテルや高級住宅で使用します。   出典:株式会社サンゲツ HPより   3-2 クロス下地 壁仕上げをする際、下地の不陸をなくすためボードの釘頭と目地にはパテ処理(※1)を行います。 目地にジョイントテープを張り、その上からパテを複数回塗り重ねます。テープを張ることで継目の段差をなくすほかに、強度が向上するメリットがあります。 下地処理が完了し、よく乾燥させてからサンドペーパーで磨いて平滑にし、壁の中央から張りはじめ、継目ができるだけ目立たない位置に来るように配慮しながら施工していきます。 ※1 パテとは粘土状の充填材料 次は漆喰・タイル・合板などの仕上材についてお伝えしていこうと思います。 「あなたの幸せを追求する住まい。」 私達シアカンパニーは、デザインの力で皆様の明日を創る設計事務所です。 注文住宅、リノベーション、耐震工事、断熱改修工事など、 建築に関して幅広くご対応できますので是非お問い合わせください。 問い合わせ先 info@xia-c.co.jp    

2025

2月 12

日本と中国お正月の違いについて

皆様、(春節)あけましておめでとうございます! 今年の春節は1月29日でした! 中国人の私は、日本に住むことで毎年2回の新年をお祝いできるという特別な経験をしています。 まずはじめに日本のお正月。次に中国の春節です。新年はそれぞれに独自の文化や習慣があり魅力的な期間ですね。 ここで、少し両お正月の違いについてご紹介します! 1.日本のお正月           厳粛で厳かな雰囲気の中、新しい年の始まりを迎えます。 家族でお説料理を囲み、初詣では新年の平和と幸せを祈ります。 子どもたちにお年玉を配るのもこのタイミングですね。 2.中国の春節                     旧暦に基づき1月下旬から2月上旬にお祝いします。 家族全員が集まり、パーティーしたり比較的賑やかな雰囲気で年越しを迎えます。 爆竹や花火を使って街中が賑やかで日本に比べると激しいお正月かもしれませんね。 子どもたちには「紅包・ホンパオ」と言うお年玉を配ります。 次にお正月特有の料理についてピックアップしてみようと思います。 3.日本の正月料理             おせち料理と言って重箱に詰めて食べる料理で、五穀豊穣や子孫繁栄、不老長寿などの願いが込められています。 かまぼこ、黒豆、栗きんとん、伊達巻、数の子、昆布巻き、たたきごぼう、田作り、錦玉子、 紅白なます・・・と沢山の料理が詰められます。 最近では洋風や中華風などバリエーションも豊富ですね。 これらには、五穀豊穣や子孫繁栄、不老長寿などの願いが込められています。 4.中国の春節料理             大晦日から準備する新年の食事は「年夜飯・ニェンイエファン」と呼ばれ、地方・地域によって差があります。 今回は代表的な春節の食事を紹介します。 年年有魚(丸ごとの蒸し魚)、餃子、長麺、臘肉(塩漬け干し肉)、年糕(正月もち)、春巻、元宵団子があります。 中国国土はとても広く文化の差もあるため、食事も多様性に富んでいます。   同じ東アジア圏なので、文化が似ていますね! ただ圧倒的に違うのは「騒がしさ」と言う点ではないでしょうか? そして、変わらないものは、新年の幸せと繁栄を願う点だと思っています! 今年も良い1年になります様に!!!     「あなたの幸せを追求する住まい。」 私達シアカンパニーは、デザインの力で皆様の明日を創る設計事務所です。 注文住宅、リノベーション、耐震工事、断熱改修工事など、 建築に関して幅広くご対応できますので是非お問い合わせください。 問い合わせ先 info@xia-c.co.jp

2025

2月 03

塀に関する法律について

塀に関する法律について こんにちは!アシスタントの多田です。 現在私は一級建築士の資格取得を目指し勉強をしています。 先日、塀について勉強したので今回BLOGでまとめてみました。 内容 ■塀とは ■塀に関する法律 □建築基準法 ・構造規定(建築基準法施行令第61条,第62条の8) ・防火規定(建築基準法施行令第136条の2 五号) ・道路斜線制限(建築基準法施行令第130条の12 三号) □建築物の耐震改修の促進に関する法律 ■まとめ(法の対象となる塀とは)   ■塀とは 皆さんのお家や敷地の周りには塀がありますが、 住宅などと違って影の薄い存在ではないですか? 私は正直にいうとそう思っていました。 塀は以下のような役割があります。 ①敷地境界の区画 ②プライバシーの確保 ③隣地からの防火 ④防犯対策 地味な存在ですが重要な役割がありますね。 こちらは弊社の正面にある塀です。 外構デザインとしても塀は重要です。     ■塀に関する法律 塀には法律も関わってきます。 主に二つの法律があります。 ・建築基準法 ・建築物の耐震改修の促進に関する法律   □建築基準法 -------------------------------------------------------- 建築基準法で塀について定められている内容は大きく3つあります。 ①構造規定(建築基準法施行令第61条,第62条の8) ②防火規定(建築基準法施行令第136条の2 五号) ③道路斜線制限(建築基準法施行令第130条の12 三号) -------------------------------------------------------- ①構造規定 塀の構造は“組積造”と“補強コンクリートブロック造”があります。 【出典元:一般社団法人 日本建築防災協会】 各塀にかかる構造規定を表にまとめました。   ②防火規定(令和元年国土交通省告示第194号 第7) 対象:・高さ2m超えの防火地域にある建築物に付属する塀 ・準防火地域にある木造建築物等に付属する塀 構造方法: ・不燃材料で造るか覆う ・厚さ24mm以上の木材で造る ・土塗真壁造で塗厚30mm以上   ③道路斜線制限(建築基準法施行令第130条の12 三号) 道路斜線制限とは建物を建築する際に高さを制限する規制です。 敷地の周囲にある道路から発生する架空の斜めの線より高さが超えてはいけません。 この斜めの線の角度は用途地域によって違います。 この規制には緩和策があります。 建物を道路境界線から後退させることで緩和が適用されます。 この際に“塀”が関連してきます。 道路中心高さから1.2m超えの塀が道路境界線沿いに建っていると、建物が後退されたとみなされません。 つまり、緩和を適用するときは1.2m以下の塀である必要があります。 文字だとわかりづらいので、図を描いてみました。   □建築物の耐震改修の促進に関する法律 この法律は阪神淡路大震災の被害を教訓に制定されました。 当時の建物倒壊の被害の多くが、現行の耐震基準以前に建築された建物でした。 現行の耐震基準に適合しない建築物の所有者は耐震診断を行い、 必要に応じて耐震改修を行う努力義務を規定しているのが、“建築物の耐震改修の促進に関する法律”です。 建物の中でも以下の2種は耐震診断の実施と結果の報告が義務とされています。 ①要緊急安全確認大規模建築物 ・不特定多数が利用する大規模建築物 ・避難確保上、特に配慮を必要とする人々が利用する大規模建築物 ・火薬類、石油類、その他危険物を一定以上貯蔵または処理している大規模な貯蔵場等 ②要安全確認計画記載建築物 ・緊急輸送道路等の避難路沿道建築物 ・防災拠点建築物 塀はこの2つのうちの②要安全確認計画記載建築物の緊急輸送道路等の避難路沿道建築物に該当します。 【参考:国土交通省 建築物の耐震改修の促進に関する法律等 https://x.gd/cc1Ud】 ■まとめ(法の対象となる塀とは) ここまで塀に関する法律をご紹介しましたが、 この法は建築物に付属する塀のみに適用されます。 つまり、建築物のない敷地に建っている塀には適用されません。 私はこれを初めて理解したときは 同じ塀で建築物があるかないかだけなのに、規制しないのは危険なのでは?と思いました。 もしかしたら私が知らないだけで実際は規制されているのかもしれないですが、そういった情報を得たらまたBLOGにて追記いたします。   「あなたの幸せを追求する住まい。」 私達シアカンパニーは、デザインの力で皆様の明日を創る設計事務所です。 注文住宅、リノベーション、耐震工事、断熱改修工事など、 建築に関して幅広くご対応できますので是非お問い合わせください。 問い合わせ先 info@xia-c.co.jp 【問い合わせフォーム】

2025

1月 20